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暮らしを楽しむ 人とタオル|#14 浅岡雄也さん(FIELD OF VIEW)

 

#人とタオル #INTERVIEW #特集 #読み物

 

暮らし方、働き方、家族構成などによってタオルの役割も多種多様であることに注目し、さまざまなジャンルで活躍する方に「暮らしとタオル」のテーマでお話を伺う伊織の読み物企画。

第14回はFIELD OF VIEWのボーカルであり、ソロアーティストとしても活躍する浅岡雄也さんに会いに行きました。1991年のメジャーデビュー以降、イメージに囚われることなく自由に、かつパワフルに様々な音楽活動にチャレンジし続けている浅岡さん。近年、今治タオルをオリジナルグッズとして販売するなど、ご自身もこだわっているというタオルについてお話を伺いました。

暮らしを楽しむ 人とタオル

#014 浅岡雄也さん

インタビュー・テキスト:清水淳子/撮影:森川誠治

歌い手として走り続ける

―メジャーデビューから30年以上、さまざまな形で音楽に携わり第一線を走り続けている浅岡さん。近年の活動について教えていただけますか。

2020年からFIELD OF VIEWを再始動して、ソロとしては13枚目のアルバムを出し、2022年9月にはFIELD OF VIEW として20年ぶりとなるシングル「きっと」をリリースしました。ライブやテレビ出演、アーティストとのコラボなど音楽にまつわる様々をやらせてもらっています。

―20年ぶりの新曲発表。しかもCDでの発売というのは本当にすごいことですよね。

なかなか、ありえないことですよね(笑)。でもザ・ローリング・ストーンズも18年ぶりのオリジナルアルバムを出しましたから。

―私ごとで大変恐縮ですが、1995年にリリースされ、累計120万枚以上のミリオンヒットを記録した「突然」のCDを何度も聞いて、愛媛県松山市の海岸でのミニライブを見に行ったのを青春の記憶として今でも強烈に覚えています。

ありがとうございます! 四国には縁があって、実は一番最初の野外フェスはエキサイティング・サマー・イン・ワジキ(徳島県、旧鷲敷町で行われる野外ロックフェス)なんですよ。数組出演予定だったのですが台風でFIELD OF VIEW出番の直前に中止となり、幻のライブになりましたが。当時はバブル終焉期で勢いのある時代でしたから、デビューしてから本当に目まぐるしくキャンペーンやライブで各地を回っていました。

―ちなみに、今回取材場所をお貸しいただいたのは、美容師の酒巻 光さんのプライベートサロン。浅岡さんファンの間では超有名人ですが、酒巻さんとのお付き合いは長いのですか。

デビュー前からだから、もう30数年になるかな。

―(酒巻さん)当時は「俺たち自惚れちゃいけないよ〜」なんて冗談を言い合ってましたが、本当に多忙すぎて自惚れる間も遊ぶ時間もなかった。今でこそ思い返すと「売れてた」んだけど、当時は多忙状態がいつまで続くかもわからない。

次! 次! という感じで、とにかく曲を書いていましたね。ちゃんと「売れてる」って味わう暇がなかったかもね(笑)。

―これだけ長い間、音楽に携わり歌い続けられていますが、ボーカリストとして気遣っていることやコンディションを保つ秘訣はあるんですか。

特別なことはしていないのですが、体を冷やさないためにストールを首に巻くことだけは気遣っています。いつも何かを巻いている。ちなみに今日のこのストールも今治産のものです。

―「伊織」でも取り扱いのある「工房織座」さんの織物ですね。昔ながらの古い織り機を復元して、特別な一枚を織り上げるとても珍しい工房です。「伊織」のタオルソムリエにも「工房織座」マフラーの愛用者がたくさんいます。

今治タオルの良さをファンのみんなにも

―「伊織」を知ったきっかけはなんだったんですか。

よく使っていたタオルに赤と青の今治タオルのマークが付いていることに気づいたんです。それで知人にこれが愛媛県今治市産のタオルなんだということを聞いて、そこから「伊織」のタオルを知ることになりました。

―今、手に持っていらっしゃる『ULTRA SEVEN 55th+IORI』ハーフハンカチは​『ウルトラセブン』放送開始55周年を記念した個性的なデザインのハンカチですが、こちらもご愛用いただいているのですね。

これを作った人はすごいですね。3つ折りにたためるコンパクトさがいいです。タオルってどうしてもかさばるイメージじゃないですか。折りが付いているから形崩れしないし、持ち運びやすいです。

―「伊織」のタオルの印象はいかがですか?

タオルは色々使ってきましたが、デザインが良くても吸水性が悪くてちゃんと拭けなかったり、数回洗うと質感が損なわれてしまったり……というのが嫌で。ツアーグッズとしてタオルを作ることが過去にもあったのですが、せっかくだったらファンのみなさんにも質の良いタオルを使ってもらいたいという気持ちになってきました。グッズを作る際の考え方は色々あると思うのですが、長年音楽活動を続け、ファンのみなさんが良いものを求める世代になってきたなという実感もあり、高品質でデザインも良い「伊織」のタオルをみんなに使ってもらいたいなと思うようになりました。

―今回のグッズに選ばれたのはどんなタオルですか。

細長いサイズのスポーツタオル『hoshi reversible-ホシ リバーシブル』『IORINO/すぐさら』のハンカチタオルの2種類でつくりました。まずはこれが第一弾での展開です。

もちろん使い心地は最高です。スポーツタオルは首に巻けるサイズにしたくて。肌触りが柔らかく吸水性もあるし、シックな色づかいのリバーシブルカラーなので、巻き方で表情が変化するのも良いですね。あとこれ、刺繍の技術もすごいですよね。僕が描いたキャラクターがこんなにきれいに刺繍されて。

描いたキャラクターを見せている浅岡さん

―え! これ浅岡さんが描かれたのですか?

そうですよ。ロボヤマロボヲって言います(笑)。手描きの風合いがここまで再現されるとは! 買ってくださった方からの評判も良いので、今後またグッズを作る際には色々と検討したいなと思っています。

―浅岡さんの個人的な好みをお伺いできればと思うのですが、どんなタオルが好きですか。

触った時にフワフワとしたやわらかいタオルより、がっしり拭けるタオルが好みです。匂いが付くのがあまり好きではないので柔軟剤を使いたくなくて、しっかり乾かして太陽の匂いがするぐらいのしっかりした質感が好きなんです。

―なるほど! 柔軟剤を使用されないとおっしゃいましたが、実はそれタオルにとっては大正解なんです。

え? そうなんですか。

―柔軟剤はタオルの綿の繊維を油でコーティングし、やわらかくして香りをつけてくれます。素材によっては衣服をふんわりさせるために必要な場合もありますが、タオルに付着した汚れや洗剤、柔軟剤を十分に流しきれないままコーティングを重ねると、吸水性がどんどん落ちてしまいます。タオルに関して言うと、普段のお手入れで柔軟剤は必要ないんです。

知らず知らずのうちに良いケアができていたんですね(笑)。

“男気タオル”が理想

―今回実際にいくつかタオルをお試しいただきました。一つ目は『string-ストリング』バスタオル。

ハイクラスなホテルに置いてあるような、上質感のある柔らかさですね。僕には良すぎるなと思うぐらい(笑)。タオルによってがっしりしていたり、ふわっとしていたりする質感の違いはなんですかね。綿の素材?

―素材の違いもありますが、糸の撚り方でも変わってきます。これはほとんど糸をねじらずに作っているのでふわっとした質感と弾力のあるタオルに仕上がっています。

―『momo-モモ』フェイスタオルはいかがでしたか?

こちらも、ものすごく柔らかい。ガーゼ生地ですし、この肌あたりの優しさは女性に喜ばれそうです。個人的には首に巻くのもアリですね。スポーツの時でもいいし、風合いが良いのでおしゃれ着に合わせるのも良いですが、僕が洋服に合わせるにはちょっと長さが短いかも。首周りの小さな女性やお子さんには良いかもしれません。

―そして『waffle-ワッフル』ハンドタオルです。

これはあまり見たことのないデザインで珍しいですよね。僕が男性だからかもしれませんが、なかなかこのサイズのタオルを使うことがなくて。手拭きや台拭きなどキッチン周りで使うのは良いかなと思いました。昨日使って干したんですが、乾きがすごく早くて驚きました。

―凸凹としたワッフル織りで水分を素早く吸収してくれるし乾きも早いので、キッチンや手洗いなどよく水を使うシーンで愛用されている方も多いです。

手触りがいいですよね。大きいサイズのものだったら、膝掛けにしてもいいかもしれません。

今回、いろんなタイプを比較して使わせてもらって自分の好みがより明確にわかった気がします。
昔、親父と銭湯に行った時にガシガシ頭を拭かれたんです。あの頃は思いっきり拭かれるのが嫌だったけど、今思うと自分のタオルの原点ってそこかなって思うんですよね。ちゃんと水を吸ってくれて、耐久性があって、しっかりした質感のもの。“男気タオル”、ニーズがあるかもしれません(笑)。

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「伊織」のタオルを使うようになり、そこからタオルに対する意識が高くなったという浅岡さん。最後の最後、雑巾にまでしてから買い替えるそうです。ツアーの度に買い足したい高品質なアーティストグッズとしてのタオルや、ライブで回しやすいタオル、首に巻きやすくきちんと拭けるおしゃれなタオルストールなど、お話の中で「こんなのがあったらいいな!」というアイデアがざくざく出てきました。ツアーグッズ、第二弾・第三弾とこれからの展開が楽しみになりました。

(2023年10月取材)


=プロフィール=

浅岡雄也(あさおかゆうや)

1969年生まれ。東京都出身。職業、ウタウタイ。1995年5月、シングル「君がいたから」でFIELD OF VIEWとしてデビュー。続く2ndシングル「突然」はミリオンセールスを記録。2002年に惜しまれつつも解散したがその後も音楽活動を続け、FIELD OF VIEWデビュー25周年となる2020年に、ベストアルバム「FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020」をリリース、2021年に25周年記念ライブを開催。2022年には20年ぶりのニューシングル「きっと」を発売。ソロアーティストとして、2023年4月にアルバム「世界の果てで逢いましょう」、2024年1月にBlu-ray「 U-ya Asaoka Solo Debut 20th Anniversary Live@TOKYO」とシングル「君と歩きたい」をリリース。 2024年1月に[U-ya Asaoka 55th Birthday Live GoGo55th! 年齢なんか数字だぜ!]ツアー開催。2024年1月13日(土)ヒルズパン工場@大阪、2024年1月20日(土)新宿LOFT@東京。詳細は公式サイト(https://uyax.jp/)へ。

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