繊維の用語集(や行)

ヤング率

ものを引っ張ったときの伸びと力の関係から求められる定数です、曲げ剛性やたわみ剛性とも呼ばれます。ヤング率が大きいと伸びが少なく、ヤング率が小さいとよく伸びる性質を示します。繊維においては綿やポリエステルなどはヤング率の高い部類に属し、これらの織物はコシやハリがあるとされます。ナイロンなどのようにヤング率の低い素材の織物は逆にコシのない滑らかさを有します。


羊毛(ようもう)

羊の毛(ウール)をいい、天然繊維でかつ動物繊維です。最高級のメリノ羊毛やブラックフェイス、ドーセット、サウスダウン、チェビオット等約40種類あります。多くの品種がいるが、衣料用にはメリノ種の毛が多用されている。保温性、吸放湿性に優れるなど古代から毛織物は広く使われてきました。最近はウールの欠点であるフェルト化を防ぐ、水洗いができるウオッシュブル加工をしたウール製品も作られています。これはウール繊維表面のスケールを除去したり、樹脂でスケールが開かないように加工したものです。ウール製品の品質基準をクリアしたことを示す品質保証マークとしてウールマークがあるが、これは合成繊維の普及の中でウール製品の品質向上とブランド保護のために設けられ、AWIが定めた厳しい品質基準をクリアした製品にのみつけることが許されます。


溶融紡糸(ようゆうぼうし)

ポリエステルやナイロンなど、化学繊維の主要な紡糸法の一つです。原料の高分子化合物を加熱融解し、ノズルから一定速度で空気や水の中に押出し、繊維状に冷却固化させて繊維を製造する方法です。熱可塑性のポリマー(高分子)を用いて繊維にする際に用いられます。紡糸速度がとても大きく、生産性が非常に高いため、安価で量産可能です。孔の形が円だけでなく種々の形の金型があり、いわゆる異形断面のポリエステルやナイロンを作ることも出来ます。