新疆ウイグルの綿タオル

[コラム] 世界三大綿「新疆綿」

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中国のウイグル自治区で栽培される綿は新疆(きょう)綿と呼ばれ、スーピマとギザと並ぶ高級綿として名高いコットンです。中国は世界最大の綿花栽培国で、その中でも「新疆146」は、光沢のある白手で繊維長も極めて長くソフトであり、高級衣類やシーツなどに利用されています。

 

高級綿とその需要

ウイグル自治区で作られる綿のうち、高級な超長綿は5%程度ともいわれ、また収穫率も一般の汎用綿に比べるとやや劣り、市場のニーズも汎用綿ほどの安定性が無いため、稀少品です。そのため価格も高くなるのですが、高くなることで需要が狭まりまた希少になるという流れのようです。

 

綿製品としては肌着やTシャツ、ジーンズでの需要が圧倒的であり、Tシャツの世界の年間消費枚数にいたっては億単位だそうで、非常に質のいい綿でありながらも安定収入のためには、安くても需要が途切れない汎用綿を優先するのも仕方ないことでしょうか。2016年には新疆綿の出荷高がやや減少するとの発表もあり、新疆綿を使った今治タオルを愛用するものとしては今後が少々気がかりです。

 

新疆綿タオル

 

綿栽培と水資源

綿花は乾燥に強いとはいえ、その栽培に大量の水を消費します。世界100ヶ国近くの綿生産国があるなかで、多くは自然な水に恵まれたか、大規模な灌漑工事によって生産増を図ってきました。

 

ウイグル自治区では天山山脈の雪解け水がカレーズとよばれる天然の地下水路を通って流れてきます。同じくアメリカのサンホーキンバレーではシエラネバダ山脈の雪解け水を、エジプトではナイルを、それぞれ活用しているわけですね。

 

今治タオル ガーゼタオル

 

1枚のタオルにもたくさんの水

日本オーガニックコットン流通機構によると、Tシャツ一枚作るのに、水2,700リットル必要とのこと。すごい量ですね。もちろん精錬漂白と染めも含んでおり、後工程も大量に水を使うのですが、それにしても大変な水の量です。アラル海が干上がるのも分かる気がします。石油の次は水資源が貴重になると言われて久しいのですが、コットンも、水の少ない乾燥地帯でも良質の綿が取れるような品種改良(先祖返り?)ができればいいのかもしれません。

 

 

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