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そうじゃがわ

今治タオルと良質な水

今治タオルの特徴ある「先晒し先染め」製法。先に水で「晒す」ことにより、やわらかい風合いのタオルに仕上げることができる製法ですが、水を大量に使用するため、良質で豊富な水が必要不可欠です。この製法を採用するためには、良質な軟水が豊富に確保できることが条件でした。
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その点で、今治地域は豊かな自然に囲まれており、美しい水源に恵まれた好条件。瀬戸内式気候のため少雨であるこの地域では、愛媛県北部に位置する高縄山系を源流とする蒼社川が需要な水源となっています。また、西日本最高峰であり日本百名山、日本百景、日本七霊山にも数えられる名峰、石鎚山に連なる四国山地の山々から流れ出る伏流水や地下水も豊富です。
この高縄山系、石鎚山系の伏流水、地下水は、極めて重金属が少なく硬度成分も低いため、タオル生産過程に非常に適した良質の水であると言えます。糸や生地のさらし、染め、のり付け、のり抜きといった各工程において使用する水の水質は、綿糸や生地の白度や発色、やわらかさを大きく左右します。天然の良質な水を使って作られた今治タオルは、糸や生地本来の良さを最大限に引き出されたタオルだと言えるでしょう。